レインボー最後の全米シングルチャート入りをした「Street Of Dreams」

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1983年11月5日、レインボーが結果的に最後の全米シングル・チャート入りを果たした頃、7枚目のスタジオ・アルバム『Bent Out Of Shape(邦題:ストリート・オブ・ドリームス)』はアメリカのファンの間で好評だった。アルバムはすでに1か月チャート入りを記録していた頃で、最終的に5か月間チャート入りを記録し、最高34位を達成した。

リッチー・ブラックモアのバンドにとって、ヒット・シングルはさほど重要視されていなかったが、アルバムに収録されている「Street Of Dreams」はリッチー・ブラックモアとリード・シンガーのジョー・リン・ターナーが書き下ろし、ロック・ラジオでかかるようになった。ラジオのディレクター達は、この曲のソフト・ロックなサウンドを熱心に支援し、レインボーのアメリカのレーベルだったマーキュリーがトップ40のラジオ局にプロモーションを重ねた。

「Street Of Dreams」が正式に全米シングル・チャート入りすると、MTVでもヘヴィ・ローテーションで放映され、トップ・ロック・トラックのチャートで3位に上昇し、唯一前をはばかるのはヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの「Heart and Soul」とパット・ベネターの「Love Is A Battlefield(邦題:愛の嵐)」だけだった。その間『Bent Out Of Shape』はトップLPとテープで39位から37位に登り、日本では安定のトップ10入りを果たした。シングルは10週の間に60位まで登り、レインボーにとって全米シングル・チャート入りした最後の曲となった。

Written by Paul Sexton



レインボー『Bent Out Of Shape』

   

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