アンチ・バレンタインデー・プレイリスト

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バレンタインデーのことを考えると、カーテンを閉め切った暗い部屋に座って、自分の体重分ぐらいのアイスクリームを食べながら、すでに見たTV番組の再放送を見続けたくなる? あなたには、天使の矢が心ときめく愛を注入するものではなく、毒矢のように見える? 爽やかな夏の夕暮れ時に、昔の恋人のイニシャルを木に彫ったことがあって、今、その森に戻って、その木を切り倒して……、いや、その森ごと燃やしてしまいたいと思っている?

ちょっと待って。放火は止めておこう。あなたのために、私達がこのプレイリストを用意したよ。

♪ プレイリスト『アンチ・バレンタイン

ラヴ・ソングは最も普遍的な感情を表現していると言われているが、2月14日は、私達の多くが、シャナイア・トゥエインのキャッチーな断りの歌詞「そんなことに私は惹かれない / That Don’t Impress Me Much」のように傷を舐めることになるか、酷く勘違いした求婚者の口説き文句を避けようとすることだろう。

そして、ラヴ・ソングがしばしば、私達全員が人生のどこかで体験したいと願う感情を表現する一方、愛は人を極限に追い込むこともある。「彼女は俺を嫌ってやがる!」と、パドル・オブ・マッドは彼らの失恋の曲「She Hates Me」で叫び、エミネムは「Kim」で、カップルをどん底に突き落とす毒された関係を曲にした。

しかし、アンチ・ラヴ・ソングは気分を沈ませる曲である必要はない。「これは失恋した人のための曲じゃない」と歌うボン・ジョヴィの「It’s My Life」は、再び自立して、何も怖れずに社会に飛び込むことを楽しみにしている人のための、気分が上がるアンセムだ。

それから、少し華々しさを抑えた曲として、R.E.M.の「Everybody Hurts」を入れた。憂鬱なサウンドに聴こえるかもしれないが、ヴォーカルのマイケル・スタイプのメッセージは明らかだ。

「君は一人じゃない。がんばれ。友人達に癒されるといい。宇宙の真実を探し求めているなら、それらはここにある」

そう、今こそ一緒に歌う時だ。怒りからユーモア、怖れ、絶望まで、様々な感情を表現する歌の数々を。これらの曲に共通するのは愛かもしれない。だがしかし、昔のラヴ・ソングが伝えるように、愛とは沢山の輝かしいことなのである。バレンタインデーに、これらの感情を味わうのは、何事にも代え難いことである。

恋愛運が好転するのを感じたい?プレイリスト『過去最高のベスト・ラヴ・ソング』はこちら

Written By Sam Armstrong



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