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86年8月、シンプル・マインズがパリで録音したライブ盤『Live In The City Of Light』

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1986年の8月12日、シンプル・マインズはパリを征服した。マルチ・プラチナムを売り上げたスコットランドのバンドは、フロントマンのジム・カーが “威風堂々”と呼ぶような状況であり、 Zénith(ライヴ会場)で演奏をするためパリに到着したのだ。

世界中の人が全て聴くことができるようにと『Live In The City Of Light』と題して翌年5月にリリース予定だった2枚組アルバムのために、彼らはその日の夜、そして翌日の夜のコンサートを録音した。その2か月前にシンプル・マインズは、バングルス、ロイド・コール&ザ・コモーションズ、ザ・カルト、ビッグ・オーディオ・ダイナマイトや他の出演者の名前に連なりミルトン・キーンズ・ボウル・ポップ・フェスティバルでヘッドライナーを務めている。

『Once Upon A Time』でイギリスのアルバム・チャートのトップに登場し、映画『ブレックファスト・クラブ』で印象的に使用されたシングル「Don’t You (Forget About Me)」ではアメリカで1位を獲得し米国市場を完敗させ、1986年に行われた世界ツアーは彼らが勝利を収めた結果として行われた。彼らはさらに「Alive And Kicking」と、さらなるロック・ラジオ局のヘヴィー・ローテションとなった「Sanctify Yourself」や「All The Things She Said」、「Ghost Dancing」といった曲でさらなる高セールスをアメリカで叩き出した。

ライヴ盤『Live In The City Of Light』には「All The Things She Said」は収録されなかったが、その年の10月にシドニーでレコーディングされた曲「Someone, Somewhere In Summertime」とともに、初期のシンプル・マインズの曲や、「Waterfront」「Promised You A Miracle(邦題: 奇跡を信じて)」、「Love Song」、そして「New Gold Cream (81/82/83/84) (邦題: 黄金伝説)」といったすでに大人気となっていた楽曲全14曲を収録。アメリカでは96位と伸び悩んだライヴ盤だが、イギリスでは立て続けに3度目の1位を獲得したアルバムとなった。

Written by Paul Sexton


Live In The City Of Light

シンプル・マインズ『Live In The City Of Light』

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