バーニー・トーピンによる最高傑作の歌詞10曲(プレイリスト付き)

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「バーニーなくして、エルトン・ジョンはまず存在しなかっただろう」とキャプテン・ファンタスティック(*訳注:エルトンのこと。彼の1975年のアルバム『Captain Fantastic & The Brown Dirt Cowboy』にかけている)自身は言う。その彼の半世紀近くに渡るコラボレーターの5月22日の誕生日を祝うべく、uDiscoverはバーニー・トーピンが残した歌詞の最高傑作10曲のプレイリストを作成した。

エルトン・ジョンは「つまり、言うなれば、思いがけない幸運と運命にめぐり合えていなかったら、エルトン・ジョンは恐らくは誕生しなかっただろう。僕は単に、バーニーの気持ち、バーニーの思いを広める人なんだ」と続けた。

バーナード・ジョン・パチェット・トーピンは、リンカンシャーのアンウェック村とスリーフォード・タウンの中間に位置する、電気も通らない農家に生まれた。野心に燃える若きピアニスト、レジナルド・ドワイト(*訳注:エルトン・ジョンの出生時の名前)と出会ったのは、僅か17歳の時だった。彼等の共同作業により、30枚以上ものアルバムが半世紀近くに渡り生み出され、それが現時点でも続いていることなど、その時誰が予測しただろう。

我々のリストは極めて主観的な選集だが、バーニー・トーピンのキャリアで重要な中継地点が含まれており、それは主にエルトン・ジョンとの作品だが、中には他アーティストとの作品もある。アルバム『Elton John』収録「The Greatest Discovery」は、弟妹の誕生について綴られた素晴らしい初期歌詞のひとつだし、『Madman Across The Water(邦題:マッドマン)』収録「Levon(邦題:リーヴォンの生涯)」には、アメリカーナに対するふたりの愛情が表現されている。

『Honky Chateau』からは心揺さぶるナンバー「Rocket Man(I Think It’s Going To Be A Long Long Time)」、それからアルバム『Goodbye Yellow Brick Road(邦題:黄昏のレンガ路)』の歴史的タイトル・トラックを忘れることは出来ない。「Someone Saved My Life Tonight(邦題:僕を救ったプリマドンナ)」はエルトン・ジョンの婚約破棄した不幸な時期の自殺についての思いが綴られている。一方「Empty Garden(Hey Hey Johnny)」には、エルトン・ジョンとバーニー・トーピンの友人ジョン・レノンの死に対する寂しさが痛切に表現されている。「Postcards From Richard Nixon」は、『Captain Fantastic And The Brown Dirt Cowboy』の“その後”を描いた続編的アルバム『The Captain And The Kid』からの鮮明な絵画作品だ。

我々は今回、バーニー・トーピンの他アーティストとの広範囲に渡る共作、スターシップの「We Built This City(邦題:シスコはロック・シティ)」やハートの「These Dreams」等)から、ウィリー・ネルソンとリー・アン・ウォマックの素晴らしいナンバー「Mendocino County Line」と、映画『ブロークバック・マウンテン』のサウンドトラックに収録のエミルー・ハリスによる、バーニー・トーピン作詞グスターボ・サンタオラヤ作曲、ゴールデン・グローブ賞最優秀オリジナル・ソング賞受賞作「A Love That Will Never Grow Old」までを取り上げた。最新情報としては、創作的ソウルメイト、エルトン・ジョンとのコラボレーション、エルトン・ジョンの2016年のアルバム『Wonderful Crazy Night』収録曲「I`ve Got 2 Wings」を選曲。バーニー・トーピンのアメリカーナ・イコノグラフィー最新作だ。


  • プレイリスト『バーニー・トーピンの歌詞TOP10』を試聴 : Spotify

  • エルトン・ジョンのアルバムを購入 : UNIVERSAL MUSIC STORE
  • エルトン・ジョンのアルバムをデジタルDL : iTunes
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