マッシヴ・アタックがバンクシーの作品をチャリティーオークションに出品、記録更新価格で落札

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Massive Attack - Photo: Richard Lewis/WireImage

マッシヴ・アタック(Massive Attack)が寄贈した2点のバンクシーの限定プリント作品が、チャリティ・オークションに出品され、2作品合計で14万ポンド(約2,177万円)以上を集め、同アーティストのプリント作品(シルクスクリーンプリントなどで制作するもの)としては世界記録の金額となった。

オークションは、10月29日、アーティストやストリートアートの専門家の集まりであるVanguardが英ブリストルで開催し、集まった収益は、難民や亡命を希望する人々に、支援や物資を提供している英ブリストルの団体「Aid Box Community」と、英国で登録され中央アフリカのマラウイで活動している慈善団体「Temwa」に寄付された。

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「I Fought The Law」は78,100ポンド(約1,214万円)という記録的な価格で落札され、「Bomb Middle England」は77,000ポンド(約1,197万)で落札された。70以上のアイテムが出品された今回のオークションは、全体で181,510ポンド(約2,821万)の収益が上がった。

バンクシーのプリント作品が、アーティストの故郷であるブリストルで販売されたことの重要性について、Vanguard社のメアリー・マッカーシー氏は次のように述べている。

「バンクシーのプリント作品が、ロンドンのクリスティーズやニューヨークのサザビーズではなく、ブリストルのクラブで記録的に売れたことは、ブリストルのストリートアートシーンの素晴らしいエネルギーを証明しています。ブリストルがこのようなレベルで競争することは、本当に素晴らしいことです」

マラウイの慈善団体Temwaは、今年初めに英国政府の資金削減により25万ポンドの助成金を失い、救命活動を継続するための資金を必要としていた。彼らの活動は、東アフリカの国に食料、教育、保健衛生を提供するとともに、森林保護を支援するものだ。

そしてマッシヴ・アタックのダディーGことグラント・マーシャルは、オークションへの出品について次のように声明を発表していた。

「今年初め、英国の援助削減によりTemwaが活動資金を失ったことを聞き、彼らがマラウイで行っている活動の重要性を知って支援したいと思ったのです。バンクシーの作品をVanguardのチャリティーオークションで販売することは、すぐさま必要な資金を集めるための簡単な方法だと思いました」

Temwa社のディレクター、ジョー・フック氏は、オークションで集められた資金は「大量の果樹や農林業用の木の購入に使用します」と述べていまる。

今年初め、マッシヴ・アタックは、バンドが運営する「Tyndall Centre for Climate Change Research」プロジェクトの発展を支援するため、リバプールのACCエキシビション・センターで「super-low carbon」ショーを行う予定だったが、同会場が武器見本市が開催していたため、バンドはイベントをキャンセルしていた。

Written By Tim Peacock




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