ポール・マッカートニーが所有していた007でもお馴染みの1964年のアストン・マーチンDB5が競売に

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1964年にポール・マッカートニーが所有していたアストン・マーチンDB5が来月、オークションに出品される。おそらく最高150万ポンド(約2億2700万円)で取引されると推定されている。

この豪華で快適な旅行車は依然としてジェームズ・ボンドの映画シリーズと密接に関連している。映画で最初に登場したのは1964年公開の『007 ゴールドフィンガー』の中でショーン・コネリーが運転していたもの。当時22歳だったポール・マッカートニーは同じタイプの車を購入。それから、2015年の『007 スペクター』も含む6本以上もの007シリーズに登場している。ポール・マッカートニーは、1973年公開の『007 死ぬのは奴らだ』のテーマ・ソング「Live And Let Die(邦題:死ぬのはやつらだ)」をウィングスが手がけたこともあり、この映画シリーズに彼自身が関わりを持っていた。

ポール・マッカートニーがこの車を購入したのは、映画『ハード・デイズ・ナイト』の撮影が終わり、ザ・ビートルズのツアーが始まる直前だった。1964年にポールが購入したということを意味する‘64 MAC’のナンバープレートを登録完了するのに、3,500ポンドの費用がかかり、『007 ゴールドフィンガー』のプレミア上映後すぐ、その年の9月22日に納品された。ポール・マッカートニーはこの車を6年間所有、走行距離は約64,373kmだった。

この車が公の場で最後に販売されたのは2012年。コレクターが344,000ポンド(約5,200万円)で落札したが、今回のオークションを担当するボナムズ・オークションは12月2日に行われるオークションでは、その4倍の価格がつくことを期待している。最後の売買より整備された車のエンジンは、よりパワフルな4.2リットル・ユニットに交換され、時速240km以上のトップスピードがでるようになっている。

ボナムズ・オークション車部門のティム・スコフィールドは、このDB5は”60年代のアイコンのための60年代アイコン”と評している。特に美しいシルヴァーバーチと赤色のコンビネーションに仕上げられ、ジェームス・ボンドによって知名度を高めたアストン・マーチンのDB5は、世界的に最も認識されるイギリスのモーターカーのひとつであるべきなのだ。

「見事にレストアされ、歴史上、最も有名なポップ・スターの一人、サー・ポール・マッカートニーに所有されたという興味深い経歴を持つ、これは素晴らしい例のひとつです」とボナムズ・オークション車部門のティム・スコフィールドは語っている。

Written by Paul Sexton



ポール・マッカートニー『Pure McCartney』

    

 

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