グレイトフル・デッドの作詞家、ジョン・ペリー・バーロウが70歳で死去

Published on

作曲家であり、グレイトフル・デッドの作詞家でもあったジョン・ペリー・バーロウが亡くなった。ジョン・ペリー・バーロウは、1971年から1995年に活動していた米国の人気バンド、グレイトフル・デッドの「Cassidy」「Mexicali Blues」「Black-Throated Wind」を含む数々のヒット曲を手がけた。報道によると、ジョン・ペリー・バーロウは2018年2月7日に眠っている間に亡くなった。享年70歳。

グレイトフル・デッドのボブ・ウィアーはジョン・ペリー・バーロウの訃報を受け、Twitterでこのように追悼した。「人生ははかないものだ、みんなそれは分かっている。でも我々が奉仕するミューズは一生ものだ。ジョンは、人生で最も困難な出来事を受け止め、挑戦として向き合い、冒険してきた。そんな彼は、尊敬されるべきであり、彼を見習うべきだ。一緒に書いた曲の中で、彼は生き続ける」。

ジョン・ペリー・バーロウが15歳の時、彼はコロラド州にあるファウンテン・ヴァレー高校に通っており、同校の生徒であったボブ・ウィアーと友人になった。ジョン・ペリー・バーロウは1971年からバンドが解散した1995年まで、グレイトフル・デッドの創設メンバーのボブ・ウィアーと組み、バンドの楽曲を共作した。「Cassidy」「Mexicali Blues」「Black-Throated Wind」「Looks Like Rain」は、ジョン・ペリー・バーロウが共作した多数の楽曲の一部だ。1989年にリリースされたアルバム『Built To Last』にジョン・ペリー・バーロウが手がけた楽曲が4曲収録されている。また、2004年に再リリースされたヴァージョンには、ジョン・ペリー・バーロウが共作した「We Can Run」が追加収録されている。

ジョン・ペリー・バーロウは熱心な市民活動家でもあった。1990年に、ジョン・ギルモアとミッチ・ケイパーという二人と共に、電子フロンティア財団を創設した。ジョン・ペリー・バーロウは数々のエッセイを発行し、その中で最も有名なのが1996に執筆した政府による規制のない、独立したインターネット空間を主張した『A Declaration of the Independence Of Cyberspace(サイバースペース独立宣言)』だ。

「今日、我々が知り、愛するインターネットの大半は、バーロウ氏の考えとリーダーシップにより存在し、成長し続けている」と、電子フロンティア財団のエグゼクティブ・ディレクターのシンディー・コーンは綴った。「インターネットは、長い間主張されずにいた意見を、公に公開する事や、物理的に離れている相手と繋がる事を可能にする自由な空間であると、バーロウ氏は考えていた」。

2012年に、ジョン・ペリー・バーロウは、フリーダム・オブ・ザ・プレス・ファウンデーション(言論の自由を訴える財団)という、出版と言論の自由を支援する非営利組織を立ち上げた。作詞家、詩人、随筆家であるジョン・ペリー・バーロウの作品は、ワイアード誌、ニューヨーク・タイムズ紙、ナーヴ誌に掲載されている。ロバート・グリーンフィールドが共同執筆した、ジョン・ペリー・バーロウの伝記『Mother American Night: My Life in Crazy Times』は6月5日に発売される予定だった。

Written by Tim Peacock


Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了