ジョン・レノンとオノ・ヨーコの“ニュートピア”設立宣言”映像が市民になれる特設サイトと共に公開

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Photo: Bettmann / Contributor

ジョン・レノン(John Lennon)とオノ・ヨーコ(Yoko Ono)が1973年4月2日にニューヨーク市の42 W 44th Stにあるバーで、概念的な国としての“ニュートピア/Nutopia”の設立を宣言している映像が新たに発掘され、“Citizens of Nutopia/ニュートピアの市民”と題された特設サイトとともに公開された。

右上のジョンのメガネ・アイコンをクリックし市民登録すると、地球儀上に市民として表示される映像は以下よりご覧いただける。

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二人の“ニュートピア宣言”はオノ・ヨーコによる次のような声明から始まる。

「1973年にニューヨークで、ジョンと私は報道陣を招き、“ニュートピア”という概念的な国の設立を発表しました。市民は自動的にその国の大使になります。国の主体は、私たちの共同思考の離着陸場です。その国の憲法は私たちの愛であり、その精神は私たちの夢です。私たちはポケットから白いハンカチを取り出し、“これは平和に降伏するための旗です”と言いました。 “平和のために戦う”のではなく、“平和に降伏”する”ことが重要でした」

ジョンはこう付け加えた。

「国土はなく、争うこともなく、境界線もなく、線を引くこともなく、パスポートもなく、人だけが存在するのです。旗はありますが、法律はありません。ニュートピアの人々はみな大使です。そして市民権は、ニュートピアへの自覚を表明することで得られます。一度宣言しまえば、それで市民です。旗は降伏と服従を意味し、鼻をかむこともできます(笑)。私たちは衝動や本能で(こういうことを)します、わかりますよね。特に“マインド・ゲーム”と呼ぶこの種のことについては、本能を働かせようとしています。まず、思いついたことを実行に移す。その結果、どんな反応が返ってきても、それに反応するんです」

Written By Will Schube



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