ドレイク、史上最多のダイアモンド認定(米1000万枚売り上げ)獲得アーティストに
先日、全米レコード協会(RIAA)は、今週初めにトロント出身のドレイク(Drake)が、2009年の「Best I Ever Had」と2013年の「Hold On, We’re Going Home」でそれぞれ自身9曲目と10曲目のダイアモンド認定(=1000万枚相当)を受けたことを発表し、ドレイクが史上最多のダイアモンド認定アーティストとなった。
ドレイクが過去にダイアモンド認定を受けた楽曲は以下の通り。
・「God’s Plan」(2018)
・「One Dance」(2016)
・「Hotline Bling」(2016)
・トラヴィス・スコットとの「Sicko Mode」(2018)
・フューチャーとの「Life Is Good」(2020)
・リアーナとの「Work」(2016)
・リル・ウェインとの「Love Me」(2013)
・クリス・ブラウンとの「No Guidance」(2019)
・「Best I Ever Had」(2009年)
・Hold On, We’re Going Home」(2013年)
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今回の10曲目のダイヤモンド認定によって、ドレイクはガース・ブルックスとポスト・マローンとの三つ巴のタイから抜け出し、単独トップに立った(いずれも9作品で並んでいたが、世代の違いを反映してか、ガース・ブルックスの認定はすべてアルバム、ポスト・マローンはシングルや客演での楽曲によるものだった)。なお、この記録は2023年まではブルーノ・マーズが保持していた。
さらに、ドレイクはこの記録を近くさらに更新する可能性がある。
2018年にリリースされた「Nice For What」(アルバム『Scorpion』のセカンド・シングル)は現在9×プラチナ認定を受けており、ダイヤモンド認定まであと一歩に迫っている。また、「In My Feelings」(2018)、A$APロッキー、2チェインズ、ケンドリック・ラマーとの「F**kin Problems」(2012)、「Headlines」(2011)、さらに2016年のアルバム『Views』(「One Dance」と「Hotline Bling」を収録)も現在まで8×プラチナ認定を受けている。
過去作の成功に安住することなく、ドレイクは今年2月に長年のコラボレーターであるパーティーネクストドアとの共同名義による最新アルバム『$ome $exy $ongs 4 U』をリリース。本作からの「Nokia」と「Somebody Loves Me」は現在も全米シングル・チャート(Billboard Hot 100)にチャートインしている。
さらに今夏、ドレイクは現地時間7月11日から13日にかけてロンドンのフィンズベリー・パークで開催される“Wireless Festival”にて、3夜連続でヘッドライナーを務める予定だ。
Written By Sam Armstrong
ドレイク『For All The Dogs』
2023年10月6日配信
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