スージー・アンド・ザ・バンシーズ、2022年の『All Souls』限定盤CDが10月31日に発売

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スージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie and the Banshees)が、2022年にアナログ盤とデジタルでリリースしたコンピレーション『All Souls』の限定盤CDが今年のハロウィン(2025年10月31日)にあわせて発売される。

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フロントパーソンのスージー・スーが選曲・監修を務めたこの作品には、“超自然”“オカルト”“死”といったテーマに加え、“死者の日”(11月2日に行われるメキシコの伝統行事)やハロウィンへの言及を含む楽曲が収められており、秋分とその祝祭を讃える内容となっている。

同コレクションには、1981年のアルバム『Juju』からの名曲「Spellbound」や「Halloween」、同年に発表されたシングル「Fireworks」、バンド最後の全英トップ20ヒットとなった1988年の「Peek-A-Boo」、さらにレアなB面曲「El Dia De Los Muertos」や「Supernatural Thing」(どちらも2004年の4枚組ボックス・セット『Downside Up』に収録)など、全10曲を収録。なお、2022年には「Spellbound」が人気ドラマ・シリーズ『ストレンジャー・シングス』シーズン4最終話のエンドロールで使用され話題となった。

『All Souls』のジャケット写真にも特別な意味が込められている。スージー自らがディレクションも担当したこのデザインには、メキシコの“死者の日/万霊節”の象徴であるマリーゴールドの花が黒い背景から浮かび上がる様子が描かれている。全トラックはロンドンのアビイ・ロード・スタジオでスージーの監修のもとリマスタリングされ、マイルス・ショーウェルによってハーフスピード・カッティングが施された。

スージー・アンド・ザ・バンシーズは、イギリスのポストパンク時代を代表する先駆的な存在として知られ、1978年のデビュー作『The Scream』でシーンに登場。バンドは1995年の11作目のアルバム『The Rapture』をもって活動を締めくくっている。2020年12月には、バンドのベスト盤『Once Upon A Time / The Singles – 1978 to 1981』がアナログ盤で再発された。

Written By Sam Armstrong



スージー・アンド・ザ・バンシーズ『All Souls』
2022年10月21日発売
LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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