リル・ウェイン、2011年のミックステープ『Sorry 4 The Wait』が初配信。4つの新曲が追加収録

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Lil Wayne - Photo: Prince Williams

リル・ウェイン(Lil Wayne)が2011年に発表し、高い評価を得たミックステープ『Sorry 4 The Wait』のエクスパンデッド・エディションが初めてストリーミングにて配信された。

今作には、オリジナル・アルバムからの12曲に加え、自身が創設したYoung Money Entertainmentの次世代を担うアラン・キューバスをゲストに迎え、リル・ウェインが、眠りを誘うようなフックに乗せて、流れるようなリズムと巧みな言葉遊びをフル展開するリード・シングル「Cameras」を含む、4つの新曲が収録されている。

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2011年に大ヒットを記録したアルバム『Tha Carter IV』に先立ってリリースされたミックステープ『Sorry 4 The Wait』は、当時のヒップホップ・カルチャーを震撼させた作品だ。

ピッチフォークは、「ウェインはまだまだ狂気に満ち溢れている」と絶賛し、XXLでは“5つ星中4つ星”の高評価を獲得。Rolling Stone誌も「2006年と2007年に彼を頂点へと押し上げたのが、この手の手早い仕事だ」と称賛を贈っている。リル・ウェインは、このミックス・テープで、ビヨンセ、アデル、ミゲル、ミーク・ミル、ドレイク、ワカ・フロッカ・フレイム、ビッグ・ショーンらの人気シングルに新たな息吹が吹き込んだ。

今回の『Sorry 4 The Wait』エクスパンデッド・エディションのリリースは、リル・ウェインとって驚くほど多作な一年となった2021年に続く動きとなる。昨年、同じく高い評価を獲得したアルバム『Tha Carter IV』の発売10周年を記念して、『Tha Carter IV (Complete Edition)』の配信リリースやビジュアル・アルバムを発表した彼は、それにあわせてTopps社によるアルバム特製トレーディングカードを発売し、ラッパーとして初めてトレカ業界に進出を果たした。

さらに、ラップ界の若きスター、リッチ・ザ・キッドとコラボレーションしたミックステープ『Trust Fund Babies』は大ヒットを記録し、年末には、自身の“Tha Carter”シリーズから、最大のヒットを記録した全19曲を初めて45回転の7インチ・レコードに収録したアナログ盤BOXセット『Tha Carter Singles Collection』をリリース。

5度のグラミー賞受賞と世界中で1億2000万枚以上の売り上げを誇るリル・ウェインは、通算25作のシングルで全米TOP10入りを果たし、5作のアルバムで全米No.1を獲得、これまでに62回のゴールド、プラチナ、マルチ・プラチナ認定を受けている。

Written By Tim Peacock



リル・ウェイン『Sorry 4 The Wait (Expanded Edition)』
2022年1月7日発売
iTunes Stores / Apple Music / Spotify / Amazon Music

<トラックリスト>
1. Cameras feat. Allan Cubas
2. Lil Romeo
3. Anti-Hero feat. Lil Tecca
4. Blue Snappin’
5. Tunechi’s Back
6. Tunechi Rollin’
7. Throwed feat. Gudda Gudda
8. One Big Room
9. Tunechi’s Room
10. Twist Made Me
11. Grove Party feat. Lil B
12. Rax
13. Hands Up (My Last)
14. Sorry 4 The Wait
15. YM Inkredible feat. Thugga, Raw Dizzy, Flow, & T@
16. IDK




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