映画『ジョーズ』公開50周年を記念、ジョン・ウィリアムズによるサントラが限定盤LPで登場
スティーヴン・スピルバーグ監督による名作映画『ジョーズ』の公開50周年を記念して、ジョン・ウィリアムズ(John Williams)による同作のサウンドトラックが、“Blood in the Water”と“Shark-Infested”と名付けられた2種類の特別仕様のアナログ盤でリリースされる。
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“Blood in the Water”はその名の通り、海に浮かぶ血をイメージしたブルーとレッドのスプラッター仕様のカラー・ヴァイナルで、“Shark-Infested”は、2枚の半透明ヴァイナルの間に本物の水を密封した特別仕様。
特に、“Shark-Infested”は映画が公開された年にちなんで、1975枚完全生産限定盤ということもあり、映画とアナログ盤の両方のファンにとって貴重なコレクターズ・アイテムになりそうだ。2種類の限定盤LPには、ジョン・ウィリアムズ監修による新たなステレオ・ミックスが収録されている。
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— interscope (@Interscope) June 23, 2025
このアニバーサリーを祝う記念イベントは他にも多数企画されており。現地時間7月5日には、ロサンゼルスのハリウッド・ボウルにて、映画『ジョーズ』の全編上映に合わせて、デヴィッド・ニューマン指揮によるロサンゼルス・フィルハーモニックが劇伴を生演奏する特別コンサートが開催される。
また、8月23日から25日にかけては、同じくハリウッド・ボウルにて、“Maestro of the Movies: Celebrating the Music of John Williams(映画音楽の巨匠:ジョン・ウィリアムズの音楽を讃えて)”と題された三夜連続公演が行われ、ジョン・ウィリアムズが手がけた代表的な映画音楽が、作品の名場面を映し出す巨大スクリーンの映像とともに生演奏で披露される予定だ。
さらに、2025年9月14日から2026年7月26日まで、ロサンゼルスのアカデミー映画博物館では「Jaws: The Exhibition(ジョーズ展)」が開催される。同展は、同博物館における1つの映画作品に焦点を当てた展示としては史上初の規模であり、ユニバーサル・ピクチャーズ製作によるアカデミー賞受賞映画『ジョーズ』としても過去最大規模の企画展となる。
映画の公開50周年を記念し、スティーブン・スピルバーグ監督、アンブリン・ハース・アーカイブ、NBCユニバーサル・アーカイブス&コレクションなどから提供された所蔵品や貴重な資料をもとにキュレーションされた同展は、映画の各シーンで実際に使われたオリジナルの制作物や撮影の舞台裏、インタラクティブな体験などを通じて、作品の制作過程と、その持続的な影響力に迫る内容となっている。
Written By Will Schube
ジョン・ウィリアムズ『Jaws (Music From The Original Motion Picture Soundtrack)』
1975年6月20日発売
限定盤LP/ iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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