フローレンス・アンド・ザ・マシーン、10/31発売の新作『Everybody Scream』から2曲目の新曲公開
フローレンス・アンド・ザ・マシーン(Florence + The Machine)は、2025年10月31日にリリースする通算6作目のスタジオ・アルバム『Everybody Scream』からのニュー・シングル「One Of The Greats」をミュージック・ビデオと共に公開した。
同ビデオの監督は、先日公開されたアルバム・タイトル曲のMVも手がけたオータム・デ・ワイルドが務めている。
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9月22日、フローレンス・ウェルチは自身のインスタグラムに、サングラスをかけ、火のついていないタバコを手にした写真を投稿し、このシングルのリリースを告知していた。
フローレンスが、アイドルズのマーク・ボーウェン(タイトル曲のMVにも出演)、アーロン・デスナー、ミツキという親しい仲間たちと共に作り上げたアルバム『Everybody Scream』は、2022年の前作『Dance Fever』に伴うツアー中に命に関わるほどの緊急手術を受けた経験を経て、自身の肉体の限界を感じながら“癒し”の意味を探求する中で、スピリチュアルな神秘主義、魔術、フォーク・ホラーへの道に導かれながら、女性性、パートナーシップ、老い、死といったテーマを深く掘り下げた作品になるという。
新曲「One Of The Greats」についてフローレンスは次のように語っている。
「この曲についてどう説明すればいいか、正直わからない。偉大さの代償についての長い詩のようなもの。それを決めるのは誰なのか? なぜ私はそれを求めるのか? なぜ決して満足できないのか? アルバムを作るたびに少しずつ死んでいくような気がするし、前回のツアーでは文字通り死にかけた。それでも私は毎回自分を掘り起こして再び挑む。決して気に入ってくれないたった一人の人を喜ばせようと、あるいはついに完璧なものを創り出して安らげるようになると信じながら。キャリア初期、私は自分の表現の大きさゆえに絶えず嘲笑され、非難された。スポットライトを浴びる一方で、“それに値しない”とか、あるいは彼らの好みに合わないから駄作だと言われ続けた。だからこれは15年分のフラストレーションの吐露かもしれない。でも同時に、ただ面白いと思ったからそのまま残したフレーズもたくさんある」
彼女はまた、この新曲の制作過程についてこう明かしている。
「アイドルズのボーウェンと一発録りで作った。彼がギターを弾いて、私は楽譜を見ながら、そのまま一気に歌い上げた。本当は録り直すつもりだったけど、最初のテイクには驚くほどのエネルギーが宿っていた。その後、アーロン・デスナーが加わって、本当に超越的な作品へと導いてくれた。曲の最後は“無へと溶けていくような感覚”を表現したかった。私にとって創作プロセスはときにそういう風に感じられる。死と再生を何度も繰り返すような」
Written By Will Schube
フローレンス・アンド・ザ・マシーン『Everybody Scream』
2025年10月31日発売
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