1500枚限定!『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』日本盤サントラCDの魅力
人気ドラマシリーズの映画化というだけでなく、”スター・ウォーズ”7年ぶりの劇場公開作品としても注目を集める『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』がいよいよ日米同時公開を迎えました。銀河をめぐる旅の相棒でありながら父子のような絆を育んできた伝説の賞金稼ぎマンダロリアンと、強いフォースの持ち主であるグローグーの新たな物語。
本作で使用されるおなじみのテーマ曲や劇中楽曲を収録したオリジナル・サウンドトラック日本盤CDは1,500枚の限定販売。気になるその内容を井筒節さんに解説いただきました。
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2026年5月22日、日米同時公開された『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』。エピソード9『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』公開から約7年ぶりとなるスター・ウォーズの最新劇場公開作品は、世界的に大きな旋風を巻き起こしている。その魅力の一つは、過去にアカデミー賞やグラミー賞も受賞しているルドウィグ・ゴランソンによる、オリジナル・サウンドトラック。日本盤CDは、希少な限定1,500枚のみの発売となる。ブックレットにはジョン・ファヴロー監督とルドウィグ・ゴランソンによるコメント(英語)も掲載されており、コレクターにとっても魅力的だ。
「マンダロリアン」の世界
ディズニープラス初のオリジナル実写スター・ウォーズ作品として2019年から2023年に配信された「マンダロリアン」シーズン1~3。舞台は、ルーク・スカイウォーカーがダース・ベイダーを倒し、帝国が崩壊してから5年後の世界。無法地帯化した銀河を孤独に生きる賞金稼ぎのマンダロリアン ディン・ジャリンと、強大なフォースを秘めたグローグーの絆の物語。『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)と『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)の間の時代を描いている。
ディン・ジャリンは、幼い頃に戦争で両親を失い、孤高の賞金稼ぎとして生きてきた。孤児となった自分を受け入れ、育ててくれたマンダロリアンの厳格で禁欲的な教義のもと、最強の合金ベスカーでできたヘルメットに隠したその素顔を見せることはない。ある日、賞金稼ぎの標的グローグーと出会う。グローグーは、銀河中に広がる帝国の残党たちから狙われる、強い力を持った特別な存在。現在50歳だが、900年以上の人生を歩んだヨーダと同じ長寿の種族ゆえ、まだ言葉も話せない愛らしい幼子だ。ディン・ジャリンは、グローグーに不思議な縁を感じ、初めて掟を破り、彼を助ける。マンダロリアンとは因縁があるモフ・ギデオン等、帝国軍の残党たちと戦いながら、長い旅の中、二人は深い絆を育んでいく。
この物語は、日本の『子連れ狼』や黒澤明監督作品に強い影響を受けて生まれた。マンダロリアンの合言葉「This is the Way(我らの道)」も、武士道をはじめとする日本の文化から学んだもの。同時に、西部劇テイストや、マーヴェル作品でも知られるジョン・ファヴロー監督らしいメカやギミックも沢山登場。スター・ウォーズの生みの親ジョージ・ルーカスの「愛弟子」とも言われるデイヴ・フィローニならではの、スター・ウォーズ・ファンをうならせるリスペクトに満ちたディテールと、同時に世界観を拡張する新しさも絶賛された。
新作映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』
そして、満を持して公開された劇場版。ジョン・ファヴロー監督は、当初、「スター・ウォーズ:アソーカ」の世界にもつながる「マンダロリアン」シーズン4を構想していたが、マンダロリアン人気を受けて映画化が決定。これまでマンダロリアンを演じてきたペドロ・パスカルはもちろん、ウォード大佐役にシガーニー・ウィーバーを迎え、待望の映画化が実現した。
映画化にあたって、ジョン・ファヴロー監督は、往年のスター・ウォーズ・ファンはもちろん、ファンが子どもを連れて劇場を訪れたり、スター・ウォーズを観たことがない世代でも予習なしで楽しめたりするような映画を目指したという。グローグーはもちろん、グローグーとの相性が面白いドロイド修理屋のアンゼラン、ジャバ・ザ・ハットの息子で筋肉隆々なロッタ・ザ・ハット、ラサットのガラゼブ・オレリオス等、魅力的なキャラクター&クリーチャーや、ビークル、ロケーションも多数登場する。
予習しておきたい方は、直前を描いた『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』を観ておくと良いだろう。もちろん、ディズニープラスで「マンダロリアン」シーズン1と2と、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」(2021)を挟んで、シーズン3まで観ておけるとより楽しむことができる。更に、「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」シリーズ(2008~2020)や「スター・ウォーズ 反乱者たち」(2014)、そして「スター・ウォーズ:アソーカ」(2023)等、関連作品を深く追求していくこともできる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の音楽
スター・ウォーズの音楽と言えば、「スター・ウォーズのテーマ」「ダース・ベイダーのマーチ」を挙げるまでもなく、レジェンド ジョン・ウィリアムズ。その音楽の世界は、時代も国も超越して、世界中で愛され、偉大な歴史を生み出してきた。
今回、ジョン・ウィリアムズの伝説を未来につなぐのは、『ブラックパンサー』(2018)、『オッペンハイマー』(2023)、『罪人たち』(2025)等で、アカデミー賞を3回、グラミー賞を6回受賞したルドウィグ・ゴランソン。スウェーデン出身の41歳だ。「マンダロリアン」シーズン1から3の音楽も手がけた。そのオリジナル・サウンドトラックは、4月24日にカラーヴァイナル(レコード)で限定発売されたばかり。尚、ディズニー・ミュージック・エンポーリアムにて3枚セットを購入すると、先着特典としてオリジナルレコードバッグ、オリジナルスリップマット、オリジナル収納ケースを手に入れることができる。
6月3日に発売される映画版のオリジナル・サウンドトラック(配信は5月15日から)では、より厚みのあるシンフォニックな響きとテクノロジーとが融合した、クリエイティブ表現の広がりを堪能できる。管弦楽の重厚さは104名のオーケストラによるもの。同時に、ゴランソンならではのエレクトリックでレペティティブなスピード感あるフレーズも健在。併せて圧巻なのは、64名の合唱団によるコーラス。これらが重なり合って、生まれる壮大でエピックなサウンドは、まさに映画ならでは。ロサンゼルスの歴史あるスタジオにて収録された。
シーズン1から3のサウンドトラックを聴きこんできた方にとっても、このアルバムに収録された全20曲は、1曲目から最後に至るまで、ファン心をくすぐる心地よい驚きの連続となるだろう。特に、メインテーマの楽器を入れ替えた新しい表現は、シンフォニック・バージョンならではの新鮮な艶やかさが光る。日本とのつながりが深い「マンダロリアン」だけあって、音楽の面でもゴジラや日本映画を想起させるような表現も感じられ興味深い。
また、これまでの「マンダロリアン」にはなかったラテンや特徴的なリズムが弾ける「Hugo Durant’s Snack Shack」、「Rotta」、「The Pit Fight」のような楽曲も魅惑的。「The Helmet」では、ジョン・ウィリアムズが、ライトモチーフの採用はじめ影響を受けたリチャード・ワグナーの「ニーベルングの指環」をオマージュするかのようなフレーズも。「Grogu’s World」は、フォースのテーマに通ずるミステリアスでユーモラスな響き。そして、クライマックスに向けて、音楽は華やか且つ感動的に発展していく。全体的に、生楽器とDTMが溶け合い、そして時には引き立て合いながら、様々な音が踊るような、ダイナミックで玉手箱のような新しい世界観だ。
スター・ウォーズの新しいチャプターを特徴づける本作。劇場で映画を楽しみつつ、これまでのサウンドトラックとも比較しながら、CDと配信で存分に浸りつくしたい。
Written by 井筒 節
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年6月3日発売
完全生産限定盤CD
『スター・ウォーズ/マンダロリアン- Season 1(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
限定アナログ盤
『スター・ウォーズ/マンダロリアン- Season 2(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
限定アナログ盤
『スター・ウォーズ/マンダロリアン- Season 3(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
限定アナログ盤
『スター・ウォーズ/マンダロリアン- Season 1+Season 2+Season 3 (オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
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『スター・ウォーズ/新たなる希望(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
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『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
限定アナログ盤
『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還(オリジナル・サウンドトラック)』
2026年4月24日発売
限定アナログ盤
John Williams
『スター・ウォーズ/新たなる希望+帝国の逆襲+ジェダイの帰還 (オリジナル・サウンドトラック)』
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スター・ウォーズ公式プレイリスト
『スター・ウォーズ ベスト』
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