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ダイアナ・クラール新作『Turn Up The Quiet』で「Moonglow / 月光」を浴びる

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以前にも、その大きなる期待についてお伝えしているが、ジャズのスタイリストダイアナ・クラール が13枚目のスタジオ・アルバム『Turn Up The Quiet』とともに帰ってくる(海外:5月5日発売、日本盤:5月3日発売)。グレイト・アメリカン・ソング・ブック(*訳注:アメリカのトラディショナル・ポップやジャズ・スタンダードなどの定番曲の総称)をテーマとしたこのアルバムのテイストを感じることのできる由緒正しき「Moonglow」のダイアナ・クラール・ヴァージョンの試聴が開始された。

5度のグラミー賞受賞者ダイアナ・クラールのこの新作には、胸を刺す悲しみが加わることになった、それはこのアルバムはグラミーで業績が認められ賞を受けるべきプロデューサー、トミー・リピューマとのリユニオン作品であったからだ。 彼らのアルバムは、1995年にリリースされた、彼女の2枚目のアルバム『Only Trust Your Heart』にまでさかのぼる。この2人による共同プロデュースの新作は、3月にトミー・リピューマが80歳で逝去する前に完成していた。

オリジナルの「Moonglow」の発売は1933年にさかのぼり、翌年、ベニー・グッドマンに全米1位をもたらした。また、この楽曲は、デューク・エリントン、キャブ・キャロウェイ、グレン・グレイのヴァージョンでも人気が高い。そして今、定番楽曲の再解釈をおこなった11曲のうちの1曲として、ダイアナ・クラールの新作『Turn Up The Quiet』に収録される。

「このアルバムは私の人生において、自分らしくあること、自分がやっていることに満足している時を表現しているの」とダイアナ・クラールはタウン & カントリー誌に語った。「すでにやったことのあるテーマをなぞることはしたくなかったの、だから、3つの違うパーツを組み合わせて制作したのよ。おそらく、スタジオに50曲は持ち込んだと思う。自分が制作し終えることができるよりも25曲は多く持ち込んだわ、結局当初想像していたよりもアップビートなものになった、だけど悪くないわ」。

Written by Paul Sexton


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