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ブライアン・メイのギター・ソロBEST10:最高のソロとはメロディと同じように上手く歌えるもの

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Photo: Photo: Bojan Hohnjec © Miracle Productions LLP

「最高のソロとはメロディ・ラインと同じように上手く歌えるもの」と、本日(7月19日)75歳になるブライアン・メイは言う。「僕の好きなソロは、メロディ・ラインを反映する一節が、何らかの形でそれを微妙に変えながら曲を引き立てていくタイプのものなんです」。

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Brian May 3

いつのもように、ブライアン・メイ博士(間違いなく天体物理学の博士号を取得した唯一のギター・ヒーロー)は非常に謙虚だ。彼の素晴らしいソロの多くは、その曲を補足するだけでなく、それが現れることで曲自体を変えてしまっている。この並はずれたプレイヤーでありすばらしい人物に誕生日の祝辞を伝えるべく、uDiscoverはクイーンとレコーディングした彼の史上最高のギター・パフォーマンス10選をフィーチャーした新たなプレイリストをお届けする。

同リストは順不同だが、やはり「Bohemian Rhapsody」で始めるのが相応しいと感じている。この曲でブライアン・メイは卓越した不朽のソロのみならず、他のバンド・メンバー、中でも特にフレディ・マーキュリーのリード・ヴォーカルを強化する優れたギター・テクスチャーを提供している。

「僕にとって、ギターとはリードする楽器であり、声にもなり得るけれど、どんな時もヴォーカルのもとでプレイされなければならないものなんです」と彼は2012年にギター・プレイヤー誌で語っている。

「だから(ミュージカルの)『We Will Rock You』でプレイする世界中のギタリストに伝えている。自由であれ、そしてクリエイティヴであれ、でもヴォーカルが台無しになることをしているとしたら、それは間違った立ち位置でプレイしているということ。それを忘れないで欲しい…と」

QUEEN

それから「Keep Yourself Alive(邦題:炎のロックンロール)」。クイーンのセルフ・タイトル・ファースト・アルバムの最初の曲であり、彼等のデビュー・シングルだ。そして現在ではしばしばプロト・スラッシュ・メタル曲として捉えられている「Stone Cold Crazy」。1974年の『Sheer Heart Attack』に収録され、70年代にバンドが最も気に入っていたライヴ・ナンバーだ。

Queen – Stone Cold Crazy (Live at the Rainbow)

1976年の『A Day At The Races(邦題:華麗なるレース)』からは素晴らしいクイーンのロック曲「Tie Your Mother Down」。バンドがまだ存在していなかった頃にブライアン・メイが書き、何とスパニッシュ・ギターをプレイしているナンバー。「聴いた瞬間みんな飛び上がるんです。凄く良い気分だよ」とブライアン・メイは2013年にギター・ワールド誌で語っている。

「It’s A Hard Life(邦題:永遠の誓い)」、「Killer Queen」、そしてロックン・ロール・テイストの「Crazy Little Thing Called Love(邦題:愛と言う名の欲望)」等、ブライアン・メイの壮烈なギターに支えられた大ヒット作と共に、1991年『Innuendo』収録曲の「Bijou」等幅広い称賛を受けているアルバム・トラックや、バンドのライヴの華やかさが堪能出来る「Brighton Rock」(オリジナルは『Sheer Heart Attack』収録)の『Live Killers』セット・ヴァージョンが肩を並べる。

Brian May 2

プレイリストを締めくくるのはブライアン・メイ自身が大のお気に入りだと言う、フレディ・マーキュリー作曲、1989年『The Miracle』収録の「Was It All Worth It(邦題:すばらしきロックン・ロール・ライフ)」。

「物凄く魅力的なソロが入っています。アルペジオをピックで上下にプレイしている。短い間なら出来るが、その後に脳がショートして手がまごつきます。実際のところあの上昇旋律が好きなんです」とブライアン・メイは言う。「僕はハーモニックな内容が頭に浮かぶメロディが好きなんです。僕はどちらかと言えば、メロディに合わせてではなくコード進行に沿ってプレイしますから」と彼は振り返る。

Queen – Was It All Worth It (Official Lyric Video)

「自分のテクニックはギター・プレイヤーとして初めから終わりまであまり変化していないと思います。変化したのはアイディアを実現させる為の経験だけです」とブライアン・メイはギター・プレイヤー誌で語っている。ハッピー・バースデイ、ブライアン。

Written By Paul Sexton


♪ プレイリスト『ブライアン・メイ ソロ傑作10選』:Spotify



 

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