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夏のグレイテスト・ソング100

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一年中トロピカルな輝きの中にいない私たちにとって、ビーチ沿いで過ごす休日や裏庭での日光浴など、夏の到着は季節的な楽しみを幾つかもたらしてくれる。暖かく、軽快で、気楽な夏の音楽とともに。

“夏の一曲” が音楽業界にとってまだ正式な褒め言葉ではなかったころ、それはただ直感的に評価されていた。素晴らしいサマー・ソングとは? 第一に、歌詞が全てであると同様に、やはりその曲のヴァイブ、雰囲気が決め手だった。

1958年に全米シングル・チャートが登場して以来、毎年夏の季節的なヒット曲たちはスナップ写真として存在してきた。若かったあの頃の夏にあなたをタイムスリップさせてくれる想い出と太陽の光のノスタルジックなミックス。それが1963年のナット・キングコール 「Those Lazy-Hazy -Crazy Days Of Summer (邦題: 暑い夏をぶっとばせ)」やブロックパーティ(*訳注:街/地域が行うパーティ)のアンセム曲となった1991年のDJ・ジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンス 「Summertime」 と、いつの時代にもサマー・ソングはあった。

中には現実逃避の人もいるだろう。ボブ・マーリーの 「Jamming」 が奏でるスチールドラムから、スタン・ゲッツとジョアン・ジルベルト、アストラッド・ジルベルトによる 「The Girl From Ipanema(邦題: イパネマの娘)」のボサノヴァのリズムまで、動くにも暑すぎる時に、それぞれの曲が最高にリラックスする雰囲気を作ってくれる。ある時には、マーサ&ザ・ヴァンデラスの 「Dancing In The Streets」やカトリーナ&ザ・ウェーブスの 「Walking On Sunshine(邦題: 踊るアイラブユー)」、もしくはスライ&ザ・ファミリー・ストーンの 「Hot Fun In The Summertime」 といった典型的なヒット曲に乗せて、晴れた日の、陽気で尽きることのないエネルギーを浮かれ騒ぐだけの時もあるだろう。

レゲエについて言えば、太陽の光がさんさんと降り注ぐ島の絶対的なキングが ボブ・マーリーである一方で、ブラック・ユフルの 「Chill Out」 や10ccの 「Dreadlock Holiday(邦題: トロピカル・ラブ)」、ティナ・ターナーをカヴァーしたアスワドの 「Don’t Turn Around」 など他のサマー・チューンが尽きることはない。

もうひとつサマー・ソングを代表するのは夏の恋だ。まるでその季節のように、彼らは暑く、明るく、素早く燃えるが、曲の中でそれは永遠のものとなる。リチャード・マークスの 「Endless Summer Nights」からマンゴ・ジェリーの扇情的なスキッフル 「In the Summertime」、そしてインディーズなベックの 「Girl」 まで、つかの間の恋は幾つかのベスト・ソングに影響を与えた。

素晴らしいサマー・ソングの中には、夏に関してそれほど熱狂的ではないものがある一方、際限ないヴァリエーションを持って真っ向からテーマを受け入れているものもある。スタイル・カウンシルの 「Long Hot Summer」、エディ・コクランの 「Summertime Blues」、ラヴィン・スプーンフルの 「Summer In The City」 といえばわかるだろうか。

なにも全てのサマー・ソングが、「Sunshine, Lollipops and Rainbows」(*太陽の光、ロリ・ポップ・キャンディ、虹。レスリー・ゴーアの曲名でもある) についてではない。過ぎ去った夏のほろ苦い思いを歌ったものの方が、実際は内省的だったりする。それがモーテルズのミステリアスなニュー・ウェイヴのヒット曲 「Suddenly Last Summer」であろうが、UKフォーク・デュオのチャド&ジェレミーによる美しいハーモニー 「A Summer Song」であろう。あなたのパーティで外すことのない最高な夏の終わりのプレイリストになるだろう。

 

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By uDiscover Team

(*本記事およびリストは本国uDiscovermusicの翻訳記事です)


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